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不動産投資で失敗する原因と事例を解説

不動産投資は正しい知識に基づいて運用できなければ、簡単に失敗してしまう投資手法です。

この記事では、具体的に不動産投資で失敗してしまう事例を踏まえて、投資に失敗してしまう原因を紹介します。

目次

不動産投資で失敗する原因

不動産投資を行う場合、投資初心者のように経験が浅い人ほど勢いで運用を進めてしまい、気づいたら損失が大きくなっていたという事態に陥りやすいです。

特に、これから不動産投資を始めようと考えている人は、失敗する原因を理解し、同じような手順を踏まないように注意しながら運用を行っていきましょう。

以下では、実際に不動産投資で失敗した際によくある原因について紹介します。

知識が不足している

知識が不足している状態で不動産投資を始めてしまうと、失敗してしまう可能性が非常に高いです。

不動産投資は、物件の種類、物件の価格、物件を建てるエリアといった事項に関して自分自身で判断していく必要があります。

不動産会社に相談することで営業員から情報収集を行うこともできますが、最終的に判断を下すのは自分になるため、知識が不足していると正しい判断をできない可能性が高いです。

また、知識が不足していることで、必要な情報と不要な情報を判断できない可能性も考えられます。

例えば、「全国で水害の被害が多発しているから水害対応の保険に加入しておこう」と考えても、自分が所有する物件のエリアに水害のリスクがなければムダな費用になってしまいます。

よって、自分自身の知識に基づいて、正しい情報を集めていくことで不動産投資の失敗を避けることが重要です。

営業員を盲信している

不動産会社の営業員の言葉を信じ切って投資を始めてしまうと、いつの間にか投資に失敗していたということも考えられます。

営業員の多くは、不動産投資で稼げるようになってほしいと考えて物件を選んでいるのではなく、自分自身の目標達成を優先して不動産投資をおすすめしていることがほとんどです。

よって、営業員からもらえる情報のすべてを信じ切ってしまうのは非常に危険です。

また、営業員は豊富な不動産情報を持っていますが、すべての情報を素直に見せてくれることはほとんどありません。

最初はコスパの良くない物件や、予算計画に合わない物件を提示した上で、悩んだ末に本命の物件を見せるという手法も使われています。

営業員に情報を提供されたとしても、自分自身が納得できない情報に関しては積極的に疑うように心がけておきましょう。

目標設定がない

不動産投資を始めるにあたって、目標とする収益を設定せずに運用を行うと失敗する可能性が高いです。

不動産投資に限らず、投資を行う際にはあらかじめ目標設定をしておくことがとても重要です。

理由として、目標設定をすることでいつまでにどれくらいの利益を得られるようにするか、具体的な計画を立てるようになるからです。

実際に、株式投資や仮想通貨のような金融商品を運用する場合にも、目標設定に基づいて投資している人の方が成果を出しやすい傾向にあります。

不動産投資は運用を続ける中で修繕費等を含むさまざまな費用が発生する投資手法です。

よって、費用が発生することも含めて手元に残るお金を計算しておくことで、具体的な収益をイメージしやすくなり、投資を成功させることができます。

不動産投資で失敗する事例

ここまでで、不動産投資に失敗する要因についてわかったかと思います。

しかし、自分自身が不動産投資を始めようとした際には余裕がなく、失敗した要因と同様の手順を踏んでしまうかもしれません。

そのような事態を防ぐために、実際に不動産投資で失敗してしまった具体例についてみていきましょう。

営業員を信じきってしまった

不動産会社の営業員を信じ切って不動産投資を始めて失敗したという事例は多く見られます。

営業員は自分の売上目標を達成するために、あらゆる手段で商品の購入やオプションの付与をおすすめしてきます。

例えば、新築アパートを建てることになった際に、オートロックや自動販売機を設置することでオプションの手数料をもらおうとする営業員がいることも事実です。

実際に、営業員の言葉通りにオプションを付与したとしても、アパートの住民に需要がなければ魅力的な物件に見えることはありません。

営業員におすすめされた事項があったとしても、本当に必要な費用かどうかを自分で冷静に判断しながら不動産投資を行うようにしましょう。

なんとなくで投資している

無計画に、「不動産投資が流行っているから始めてみよう」と考えていた人が投資に失敗するケースも多く見られます。

不動産投資は、物件を選ぶ段階から情報を多く持っている人の方が有利に運用できる傾向があり、勢いだけでスタートしてもなかなか成功を収めることはできません。

加えて、不動産投資では物件価格に加えて初期費用もかかるため、高額の商品を扱うことになります。

高額商品への投資は、計画的に進めれば大きなリターンを得られる可能性も高いものの、計画を立てずに失敗した場合は損失額も大きくなってしまいます。

不動産投資で大きな失敗をしないためにも、なんとなくで投資せずに計画に基づいて運用を行っていくことが重要です。

まとめ

不動産投資で失敗する原因について紹介しましたが、いずれも自分自身で重要な判断を行わずに周りの流れに合わせて運用を行ってしまった結果だと言えます。

不動産投資は元手として必要となる資金も高額であり、リスクも伴う投資の手法です。

投資を進める中で直面した重要な判断に関しては、周りの人に相談することはあっても最終的に自分自身で決断できるように知識や経験を積んでいきましょう。

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この記事を書いた人

金融機関に10年勤務。2018年宅建士合格。不動産投資歴10年。マンション1棟、タワーマンション、一軒家投資2軒を経験。

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